導入事例
沖電気工業株式会社・株式会社 OKIプロサーブ
- コーポレート本部人事総務部
- シェアードサービス本部 教育・採用サービス部
「仕事と育児の両立」研修~パパママライフを楽しむために!~
保育士を交えた質疑応答で子育ての悩みをスッキリ解消し、仕事に集中できる環境を!
― 今回、貴社で仕事と育児の両立研修を実施するに至った背景・理由(課題等)について教えてください。
OKIは2016年より、女性活躍推進の一環として、仕事と育児の両立研修をグループ会社全体から参加を募り、毎年実施してきました。サクセスボードにはその当初より6年にわたり、その時々に合わせて内容をカスタマイズしながら両立研修を実施しております。
近年では、男性の参加者も増え、半々程度の参加者になってきていることが大きな変化だと思います。男女問わず両立に頑張る人たちの支援として、子育て中の仕事面、生活面での課題確認とその解決へのヒントを得る場を設けています。
― 今回実施した受講者層に、研修を通して伝えたかったメッセージや目指して欲しい姿をお聞かせください。
育休から復職した後に、配慮という名の元に今までと同様には仕事がしづらくなってきている方や短時間勤務の方など両立中の多くの方が、仕事面でも悩みを持ち、子育てのことにも悩みを持っているということに対して、いきいきと働いてもらうためにこの研修を企画しています。そういった方にとって、同じ境遇にある方が、悩みを話し合えるだけでも、かなり心の負担が軽くなるのではないかと思います。
特に男性の参加者の皆さんは、育休をすでに取得した方や今後取りたいけれど不安をお持ちの方が、男性同士の意見交換をする貴重な場となっています。印象的だったのは、男性で育休を取りたい場合に職場の周囲の方に気を遣ってしまったり、忙しくてなかなか言い出せないというリアルな声でした。そうした「育休を取りたいと思う人」が心置きなく取れるように、言い出せるようにしていきたいと感じました。
すでに育休の取得自体のハードルは低くなった女性たちには、職場に戻った時に、私たちはこう働きたいと言えるような職場風土にできたらと思います。
また、こうしたことは上司によってまだ個人差がある状況だと認識しており、男性から育休の申請があった際に、自然と「おめでとう!いつから取る?」という声をかけたり、育休から復職した方に仕事に対しての期待をしっかり伝えたりという対応ができる管理職を増やしていきたいと思います。
― 本研修を実施してみた率直なご感想や、感じられた効果があれば教えてください。
以前の研修では、子育て中の方といっても、お子さんの年齢として幅広くご参加いただいていた時期があり、お子さんの成長段階の違いからお悩みや課題も幅が広がり過ぎていたこともありましたが、近年は未就学のお子さんをお持ちの方を対象とすることで、近い悩みを集中して話し合える状況となり、研修内容も充実したように思います。
アンケートに毎年出るのですが、講師の藤崎先生が、「こうしなければダメ!」という方向性ではなく、受容的な雰囲気で進行をしていただき、受講生がリラックスして本音を話せる場作りになっていると思います。また、事前に保育士の渡邉さんへ育児の質問を募り、当日専門家の観点から育児の悩みに回答いただくことで、スッキリしたという声がとても多く見られます。
やはり、育児面で心配事があると会社での仕事のパフォーマンスもあがりません。特に一人目のお子さんで育児が初めての方にとって、誰しも子育てに対してこれでいいのかという悩みがあり、それを引きずったまま出社しても表情や仕事内容にも影響します。それがこの研修で解決することでとても元気になる姿を見てその意義を感じております。
また男性は、女性のようにママ友のつながりが少ないと思いますので、研修の質疑応答で積極的に質問する姿を見て、悩みを相談したいという男性のニーズの高さを感じました。また、そうした男性の姿を見て女性達もご自分の家庭と比較して刺激を受けていましたし、貴重な相互理解の機会になったと思います。将来こうした層の方が管理職になった時に、風土が変わっていくだろうと思います。
プログラム概要
- 1.仕事と育児の両立
・仕事と育児の両立で気を付けたいポイント
・課題の共有 - 2.テーマ別ディスカッション
・テーマ別グループディスカッション
・あなたの両立のありたい姿 - 3.保育士を交えた質疑応答座談会
- 4.マイルールの作成
- 受講者アンケート -
本研修を受け、同じ悩みを抱えながらも頑張っている人も沢山いるということが改めてよくわかり、前向きにまた頑張ろうという気持ちになりました。
保育士の方の意見をゆっくり聞ける時間はないので、とても参考になるお話を聞けました。ベビーシッターについても、詳しく話を聞くチャンスがなかったので聞けて良かったと思います。
妻の話を聞いてあげる事と、週に1度はフリーパスポートをあげる気持ちで、家事と仕事を上手に両立できるよう業務効率を上げていきたいです。