導入事例
昭和産業株式会社
- 女性活躍推進タスク
管理職・リーダー層向け ダイバーシティ マネジメント研修
~アンコンシャスバイアスをマネジメントに活かすアプローチ~
― 今回、貴社でダイバーシティマネジメント研修を実施するに至った背景・理由(課題等)について教えてください。
まず、ダイバーシティ推進の一環として研修の前に全従業員向けにアンコンシャスバイアスとは何かをご理解いただくためにeラーニングを実施いたしました。その半年ほど後に、管理職に対してはより理解を深め、実践力を高めていただくために研修という形で実施をしました。研修ではディスカッションする場や考えていただく場を設け、アンコンシャスバイアスをいかに実践に落とし込んでいただけるかまで盛り込みました。
― 今回実施した受講者層に、研修を通して伝えたかったメッセージや目指して欲しい姿をお聞かせください。
当社はダイバーシティ推進によって、多様な人材が活き活きと、自分の能力を最大限発揮して活躍できる風土の醸成を目指しております。そのためには、すべての従業員がアンコンシャスバイアスについてきちんと理解し、職場での相互理解を深める必要があると考えています。
その上で、管理職については自身の持つアンコンシャスバイアスに対処し、マネジメントやチームビルディングに活かすアプローチを学んでほしいと考え企画しました。
また、管理職の経験・年齢によってもマネジメント力に差があり、特に若い管理職にとっては部下マネジメントに対して悩みを持つ方が多いので、今回の研修で管理職同士でアンコンシャスバイアスをテーマに意見交換することで、そうした悩みの助けにもなったと思います。
― 本研修を実施してみた率直なご感想や、感じられた効果があれば教えてください。
結果として非常にポジティブなご感想が多く、期待通りもしくは期待以上だったとのお声を多くいただきました。特にキーワードとして「心理的安全性」や「良質な雑談」への気づきが多くあがり、アンコンシャスバイアスについて、またその対処について受講者に伝えたかったことが伝わったように思います。
研修の場では、世代間ギャップによる価値観の違いや、女性活躍に関する話題などさまざまな切り口から、普段のマネジメントでつい思い込みをしていることなどを素直に話し合っていただいていたのが印象的です。よりよいコミュニケーションをとるにはどうすればよいかという対処法の部分でも積極的に意見交換や質問があり、関心の高さがうかがえました。
また、これは受講者の反応とは別ですが、この研修から1年ほど経過する中で、社内会議などの場面で「アンコンシャスバイアス」という言葉が使用されるのを耳にするようになりました。社内で自然に言葉としてお使いいただけるということは、アンコンシャスバイアスという認識を持っていただけたということがもう一つの効果だと思います。
プログラム概要
- 1.D&Iの推進とチームビルディングにアンコンシャスバイアスを活かすには
・ダイバーシティで重要なスタンス
・ケーススタディによる多様な部下のマネジメント考察 - 2.アンコンシャスバイアスとは
- 3.マネジメントに必要なアンコンシャスバイアスの理解
・人や組織に影響する様々なアンコンシャスバイアス
・心理的安全性 - 4.イノベーションに影響を及ぼすアンコンシャスバイアス
- 5.アンコンシャスバイアスに対処し、マネジメントに活かすアプローチ
・アンコンシャスバイアス実践に向けてのアクションプラン
(ダイバーシティマネジメント)
- 受講者アンケート -
ダイバーシティを意識して行動することの重要性が高まっている今だからこそ、意義深い研修だった。
「心理的安全性」という概念を知ることができ、この研修でパフォーマンス向上につながることを確認できた。
先入観や固定概念での決めつけをやめ、発言しやすい雰囲気を作るための良質な雑談を行う。
先入観を持った業務分担をやめ、アンコンシャスバイアスがないか、一度考える習慣をつける。